医師コラム

2024.08.18更新

泌尿器科では、「おしっこの調子が悪い」という患者さんが沢山いらっしゃいます。
ただ、「おしっこの調子が悪い」という状態は、
患者さんはもちろん、我々医師にとっても、詳しく把握するのは難しいことです。


そこで当院では、患者さんの排尿状態をより正確に評価するために、
ウロフロメトリー(尿流量測定検査)」という検査を導入しています。
この検査は、検査用のトイレに排尿するだけで行うことができます。

検査機器が、
排尿するまでの時間
排尿の勢い(一秒あたり、何ミリLの尿がでているか)、
排尿にかかった時間
尿量などを測定します。


検査結果をみることで、「おしっこの調子が悪い」状態→
「尿がでるまでに時間がかかる」、「尿の勢いが悪い」、
「排尿に時間がかかる」、「排尿が途切れる」などの詳細がわかり、
これらを客観的なデータとして取得できます。

その結果、くわしい診断や治療に役立てることができます。

実際には、男性の前立腺肥大症や女性の神経因性膀胱の患者さんに用います。

 

普段のトイレと同じように排尿するだけですので、
安心してお使い頂けると思います。
周りに気をつかう必要もありませんし、もちろん、痛みを伴う事もありません。


検査結果は、その場で確認でき、
薬の選択や治療効果の判定など、診療に反映させることができます。

 

使用方法↓

1.測定開始ボタンを押す

1

 

 

2.排尿する

2

 

 

3.測定終了ボタンを押す

3

 

 

 

排尿に関するお悩みがある方は、お気軽にご相談ください。

 

 

 

 

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