スネア・前立腺生検の実績
2025.03.18更新
こんにちは。
かしわ腎泌尿器クリニック看護師チームです。
寒さが厳しい日が続きますが、皆様いかがお過ごしでしょうか。
当院では、2022年8月から膀胱腫瘍(膀胱癌)を摘出する手術「スネア」(ワイヤーを輪投げのように腫瘍の根元にかけ、焼き切る手術)と、前立腺癌の有無を診断するための「前立腺針生検」を、どちらも日帰りで行っています。
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2024年11月26日までの実績
• スネア手術:30件実施(うち18件が膀胱癌でした、陽性率60%)
o 膀胱癌と診断された患者さんは、当院で引き続き定期検査を受けていただいています。
• 前立腺生検:68件実施(うち46件が前立腺癌でした、陽性率68%)
o 前立腺癌と診断された患者さんは、当院での継続受診に加え、必要に応じて 慈恵医大柏病院、我孫子東邦病院、がんセンター東病院、慈恵医大附属病院 などの病院へご紹介しています。
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年代別の治療方法の傾向
年代ごとに選択される治療方法には特徴があります。
以下のグラフをご覧ください
→ 50代:放射線治療が最も多い
→ 60代・70代:手術が最も多い
→ 80代以上:ホルモン治療が最も多い
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日帰り手術のメリット
スネア手術は、特に高齢の患者さん(80代・90代)にとって大きなメリット があります。
☑麻酔のリスクなしで施行可能
☑入院による日常生活の変化を防ぎ、ADL低下を抑える
また、前立腺生検も日帰りで実施できるため、患者さんの負担を軽減できます。
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地域連携と安心の医療
当院では、院長の岸本先生が大切にしている 「地域連携」 を重視しています。
クリニックで診断 → 大きな病院で精密検査・手術 → クリニックでフォローアップ
この流れを大切にすることで、患者さんが「戻る場所がある」と安心できる環境を提供しています。
また、術前検査から術後のフォローまで看護師が関わり、「当院で受けてよかった」と思ってもらえる看護 を心がけています。
ご相談も随時受け付けておりますので、お気軽にお問い合わせください。
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