こんにちは、クリニック看護師チームです。
『尿が出るまでに時間がかかる、尿の勢いが以前よりもない気がする、少しずつしか尿が出ないなど』様々なお悩み事で受診される方が多くいます。
そのような症状に対して、行われる検査のひとつに、尿流量測定検査(ウロフロメトリー)というものがあります。
当院では、今年度より尿流量測定機能付きのトイレを設置し、尿流量測定検査を行っております。
尿流量測定検査とは?
排尿量・最大尿流量率・平均尿流率を測定し、排尿にかかる時間や、尿の流出スピードがグラフとして表示されることで客観的に排尿状態を評価することができる検査です。
見た目は普通の洋式トイレで、いつも通りに排尿するだけで測定できます。
ですので、もちろん痛みのない検査です。
検査のポイントとしては、
十分に膀胱に尿がたまった状態で『トイレに行きたい!』と尿意を感じた時行うことです。
一般的には、正しい評価のためには最低150㎖、できたら200-400㎖の尿量が必要とされています。
『早く検査をしないと診察が遅くなる!』と思って、尿意を感じてないけどとりあえずやっておこう等、早いタイミングで検査を済ませようとしますと、尿が膀胱に十分に溜まっておらず正確な情報が得られないことにつながります。
可能な限り、尿意をしっかり感じたときに検査を受けて頂きたいと思います。
しかし、尿意はどのタイミングでやってくるかは、人それぞれです。
例えば、1時間以内にトイレに行っており、どうしても検査実施が難しいこともあると思います。当日の受診される方の状況に応じて、医師と相談して検査を次回受診時に繰り越す等、臨機応変に対応していますので、遠慮なくご相談ください。
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