こんにちは。
かしわ腎泌尿器クリニックの看護師チームです。
当院では2023年の4月から在宅診療を始めています。
副院長である大林先生を中心として、この1年弱で順調に患者さんを増やすことができております。
当院の看護師は、クリニックでの診療を中心に行っておりますので、最初は在宅診療には関わっておりませんでした。
最近では訪問の数が増えたこともあり、少しずつ在宅部門にも顔を出させていただいており、私は数回ほど同行させていただきました。
看護師になり20年ほど経ちますが、在宅診療に同行するのは初めてです。
施設内で働くことが当たり前でしたが、外に出て、自分で車を運転して、患者さんのお宅へ向かうのです。
緊張と、わくわくと、どきどき、とても複雑な気持ちでしたが、久しぶりに新鮮な気持ちを味わうことができました。
患者さんのご自宅に行くと、病院に来院される患者さんとは違うとてもリラックスされた表情をみることができ、またご家族とお話できたり、住環境を確認してアドバイスをすることができたりと、今まで行ってきた看護とはまた違った視点で患者さんと関わることができ、とても勉強になりました。
一番いいと思ったことは、その時間にその患者さんだけをみて関わることが出来る点です。
病院で働いていると、たくさんの患者さんのことを考え、優先順位を考えて関わらなければなりません。もっとお話しがしたいけれど、次の人のことを考えるとここで話を切っておこうと思ってしまったり、忙しいことが態度に出てしまったりと、反省することも多いです。でも在宅は1対1ですので、より深く関わることが出来て、とてもやりがいを感じることが出来ました。
今後は看護師サイドもクリニックでの診療と、在宅診療を両立していきたいと思っておりますが、どちらを行うにしろ双方での知識と経験をもとにして、よりよい看護を提供していけたらいいなと思っております。
まだ当院では在宅診療を開始して1年もたっておりませんが、この先当院に通院していただいていた患者さんが、通院が困難になり在宅診療に切り替えたときに、クリニックに通院していた時に顔みしりだったスタッフがご自宅にお伺いすることで、
「ああ、この人か。通院していた時はこうだったけど、今はこうなんだよ。」
と、以前を知っていることで少しでも安心していただいたり、また信頼していただいたりして、継続した医療、看護が提供できたらいいなと思っております。
在宅診療に興味をおもちであれば、ぜひスタッフ誰にでもお声がけください。
専門のスタッフがご説明をさせていただきます。
BY YA