こんにちは。
コラムの更新が久々になってしまいました。
この間、クリニックではいろいろな前進がありました。
大きく3点
1 在宅診療の施設基準が変更になりました。
2 院内のデータをまとめて研究発表するため、倫理委員会を設立しました。
3 倫理委員会で承認された研究に対して、学会で発表しました。
これらに関して、それぞれお話しさせていただきたいと思います。
1
〇当院は、在宅療養が必要な方への医療提供について、
一定の基準をクリアし、
また実績が認められ、
2023年11月より『機能強化型(連携型)在宅療養支援診療所』 として施設認可を受けました。
患者様・ご家族様に対して、今まで以上に
より丁寧に、寄り添った在宅診療を行ってまいります。
2
〇当院は、独立・公正な立場にある倫理委員会を設置しました。
倫理委員会を設置することで、クリニックから独立して、
人を対象とする生命科学・医学系研究に関する倫理指針等に基づく研究の審査業務を行い、
以下の点で審議します。
:提出された臨床研究計画で目的とした成果が得られるか(科学的合理性)
:患者さんへ、参加することでの負担を明確に述べているか
:患者さんの受ける治療などのリスクと効果などの利益のバランスの評価が行われているか
:患者さんへの臨床研究の説明同意文書が適格に作成されているか
:患者さんの自由意志による同意を得る方法、ならびに、
:同意が得られなかった場合の患者さんの保護について書かれているか
:個人情報等の保護の方法が書かれているか
:提出された臨床研究の質(モニタリングや監査の方法)及び透明性の確保(利益相反など)が行われているか
倫理委員会では研究が開始された後も、
臨床研究が適切に遂行されているかや、有害事象などの発生状況を確認し、
場合によっては臨床研究の中断を施設の長に意見する事ができます。
3
〇倫理委員会で審議し、2件の研究内容が承認されました。
日本泌尿器内視鏡学会(2023年11月)と、日本性感染症学会(2023年12月)にて、発表を行いました。
詳細は後日ご報告させていただきます。
文字にすると とんでもなく難しそうですね、、、
私たちは、日々外来診療を行いつつ、
通院困難となった方にはお家に訪問して診療をし、
またアカデミックな視点を持って研究発表をし、
患者様、ご家族様の為に、
今後も精力的に活動を続けてまいります。