こんにちは。
かしわ腎泌尿器クリニックのナースチームです。
当院はクリニックですがCTという器械があります。
初診の患者さんにどうして当院を選んで受診したのか聞いてみると
「CTがあったから来てみたよ。」「クリニックなのにCTあってすごいね!」など
CTが置いてあるから来たという患者さんが多数いらっしゃいました。
ですので、今回は【CT】についてお話します。
CTとは、(Computed Tomography:コンピュータ断層診断装置)の略で、X線を利用して体内の状態を断面像として描写する検査です
大きな筒の中に寝た状態で入り検査をします。(イラストはCT検査の様子です。)
★CTは比較的動きに強く空気や石灰化の描写が得意な検査です。特に心臓やその周りにある肺、血管の石灰化の診断に有用です。
また、一度に広範囲の撮影が可能な検査です。
【胸部CT】
胸部X線検査には写らない早期の小さな肺がんや炎症の発見に有用です。
また、胸部大動脈瘤や心臓血管の石灰化の観察ができます。
【上腹部CT】
主に肝臓・胆嚢・膵臓・腎臓・脾臓の病変の発見に有用です。
【下腹部CT】
大腸や膀胱、男性は前立腺、女性では子宮や卵巣の病変の発見に有用です。
長所と短所を簡単にまとめてみました!↓↓↓
【長所】
・検査時間が比較的短い(数分程度)
・騒音、閉塞感が少ない
・骨、肺の内部構造などが明確に描出される
・体内に金属が入っていても撮影できる
・体内に金属が入っていても撮影できる
↳※ペースメーカ・ICDは機種によって撮影できません
【短所】
・放射線による被ばくがある
・MRIに比べて軟部組織の変化がわかりにくい
・骨に囲まれている部位はアーチファクト(画像の乱れ)が出やすい
長所と短所を踏まえた上で、診断・治療に必要であればCT検査をすることに対してメリットは大きいと思います。
検査に不安があるときには、医師にしっかりと相談・確認した後で検査を受けましょう!
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