こんにちは。かしわ腎泌尿器クリニック看護師チームです。
当クリニックでは昨年12月より第1・3水曜日を生検日(基本午前/午後1件ずつ)として
日帰り経会陰式前立腺生検が始まっています。
現在まで15名ほどの患者さんが生検を行っていますが、全員無事に生検を終えられている状況です。
前立腺がんの特徴として、男性のがん患者数1位・50歳以上に多い前立腺癌と言われています。
前立腺癌?前立腺生検って何?と思われる方は、三木・大林医師が医師コラムで詳しく紹介していますので、ぜひそちらを読んでくださいね。
看護師チームからは、生検が決定するまで~生検までの流れについて看護師の視点からお話ししていきたいと思います。
MRIの結果、前立腺癌が疑われ医師から生検が必要と説明を受けた方が対象となります。
下記の図は日帰り生検の流れになります。
生検が決まった方は、生検日の2~4週間前に手術前オリエンテーション・尿検査・採血・レントゲン・心電図検査を行います。抗凝固・血小板薬を内服されている方は、一時的に内服の中断をすることがあるため、おくすり手帳を持参していただきます。
前立腺生検をするにあたって看護師からオリエンテーションを行いますが、やはり患者さんが一番心配されていることは痛みについてです。
医師から14か所も針を刺すことを説明されれば、誰しもが痛みや恐怖心を抱きますよね?
一般的な経会陰式生検によるデメリットとして痛みが挙げられていましたし
看護師チームも看護師歴は長くとも日帰り生検は初めて。
脊椎麻酔(サドルブロック)の効果はどうなのだろうか?痛みなく終えることが出来るのだろうか?
患者さんと同じ気持ちでした。
実際生検時の患者さんの反応ですが
・「痛くなかったね、痛みより針を刺すときのバチンって音の方が怖かったな」
・「押されている感じはするけど痛くなかったよ」
・「これくらいは大丈夫だな」
痛みよりも生検の針を刺すときに鳴る‘’バチン‘’という音にびっくりされる方がほとんどでした。
この音は看護師チームも大きくてビックリ!(笑)
結果、局所麻酔とサドルブロック(脊椎麻酔)を併用することでどの患者さんも痛みや出血なく終えることができ安心しています。
また自宅に帰られても日常生活に問題なく戻ることが出来ています。
生検を受ける方は初めての方ばかりです。
不安や恐怖心でいっぱいだと思います。
患者さんが麻酔や生検のイメージが出来るように、不安なく安心して生検に臨めるように
これからも看護師チーム一丸となって取り組んでいきたいと思います。
気になる方はぜひ かしわ腎泌尿器クリニックへお越しください。
by MA