こんにちは。院長の岸本です。
暑い夏が続きますね。
さて、今回は性病報告第二弾として、
2021年までの尖圭コンジローマ来院患者数をまとめました。
尖圭コンジローマの症状としては、一般的に痛みなどの症状がなく、
ほとんどがイボを認めるのみです。
大きさや発生部位などにより、痛みやかゆみ、性交時の痛みや出血が出現することもあります。
当院では2021年までに男性195名、女性15名の治療を行いました。
特に20~40代の方が多かったです。
〇〇当院での治療〇〇
① 外用治療
ベセルナは、イボを中心に適量を一日一回、週三回、寝る前に塗ります。
起床後に石鹸と水または温水で洗い流します。
4週間を1コースとします。
炎症、痛み、かゆみを起こすこともあり潰瘍をともなうこともあります。
粘膜に使用は禁忌です。
② 凍結治療(液体窒素)
綿棒に液体窒素をひたし、患部にあてます。
1~2週間に一回行いイボが消失するまで行います。麻酔は必要としません。
〈治療別患者数〉
治療期間は、平均2.83か月でしたが、
半年以上治療期間がかかった人も26名いらっしゃいました。
受診時に再発の方も多かったのですが、
クラミジアや淋菌等を併発している方もみられましたので、注意が必要です。
予防は、性交の時にコンドームを使用することにつきます。
感染している場合、性的パートナーへ感染する危険性があるので、
パートナーの検査も必要です。
終わりに
いずれも治療をすれば治ります。
病気の種類や重症度、感染部位に応じて、適切な治療がございます。
何か違和感があるようでしたら、悪化する前に一度受診をおすすめします。
今回は性病の中でも尖圭コンジローマについて報告いたしました。
次回は、ヘルペスについて書きたいと思います。