梅雨に入り、これからしばらくはうっとうしい梅雨空が続く事も予想されておりますが、
お元気でお過ごしでしょうか?
さて、5/26柏地域医療連携センターにて当クリニック院長が講座を行いました。
http://www.kashiwa-uro.com/asset/yakuzaishi.pdf
専門的な話も多い中、ご出席下さいました市民の民様にはご清聴頂きありがとうございました。
今回は私も出席しており、その内容を一部紹介したいと思います。
まず下部尿路器官は、男女で差があり、それによって泌尿器症状にも違いがあるということです。
男性は、尿道が長く、尿道が前立腺の中を通り尿道抵抗が強い、このため尿が漏れにくいが、
排尿症状(尿排出障害)がおきやすい。一方、女性は、尿道が短く、妊娠、出産、肥満で骨盤底筋群が弱
くなる、また前立腺がないため尿道の抵抗が低い、頻尿、尿失禁のような症状が起きやすい。
このため尿排出障害はおきにくいが、畜尿症状(尿が漏れやすい)が起きやすくなります。
〇排尿とは:尿を排出する機能で、膀胱を収縮させ尿道を緩める事です
〇畜尿とは:尿を溜める機能で、膀胱を緩めて、尿道を閉める事です
【正常な排尿量は200~400ccで、1回あたりの排尿時間が10~30秒
1日の排尿量が1000~1500cc、排尿回数5~7回、夜間0~1回、3~4時間に1回です】
もしも上記のような症状がある方は一度、ご自分の尿量や排尿回数、排尿間隔などを付けて頂き、
病院へ行く前の一つの判断材料としてみてはいかがでしょうか。
今回、岸本先生のお話をお聞ききになられて、治療をすれば
お手洗いの事を気にせず、もっと気兼ねなく趣味やレジャー楽しめるかもしれないと思った方もいらっしゃったかもしれません。
当クリニックでは性別、年齢に限らずそんなお悩みをお持ちの患者様に少しでも安心して診療をお受けになられる事、
患者様が泌尿器についてのお悩み、症状を一つでも解消して元気に日常を過ごされる事を願い、日々診療に励んでおります。